姪は叔父さんに恋してる


…私は、叔父さんに怒られるのが嫌い。

何より、“今の”叔父さんに怒られるのは大嫌い。


「……隠し事って…清原さんのことだったんだ……?」


そうだよね。
あんな綺麗な人、私みたいな叔父さん狂に紹介したら何するか分からないから、言えなかったんだね。

でも、それなら、それなら…


「…それならなんで……、姪っ子なんかに優しくしたの…?」


「え……?」


相手がいるなら四六時中、その人に尽くせばいいじゃない。

こんな手のかかる小娘に時間を浪費してないでさ。

…だから言ったんだ。
叔父さん、損するよ、って。


「…そんな優しさばっかりくれるからっ、自分にも望みがあるんじゃないかって下らない勘違いしちゃうの…ッ!

何度も何度も諦めようとした!でも出来るわけない…!

最初から希望が無いならせめてもっと早く…っ、諦めるチャンスをくれたら良かったのに…!!」


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