姪は叔父さんに恋してる
「叔父さんがそんな下品な店に行くわけないでしょ、このノータリン。」
私がこの上なく冷たい言葉を吐けば予想通り、キャッチの人は固まった。
「…は…?オジサン…?」
ああほら、意味分かんないって顔。
…そういう顔する人ばっかり。
イライラする。
「仮に行ったとして、そこ叔父さん以上に素敵な人がいるの?
いるわけないじゃない。
だって私からすればそんな場所に湧く大人もあんたも、臭くて汚くて気持ち悪いんだから。」
自分でも分かる。
これ、ただの八つ当たり。
目の前にいるのは当たっても構わない人だから。
そして、私に奇異な目を向ける人だから。
説明しない私が悪いんじゃない。察しようとしないほうが悪いんだ…。
イライラは言葉だけに留まらず私はキャッチの持っていた広告を、思い切り手の甲で薙ぎ払った。