白兎物語
セシル「我が名はセシル。狼族の王妃、つまりガゼットの妻です。あなた方を助けたのは他でもありません。ガゼットを倒すため是非お力をお貸し願えませんか?」

その言葉に驚いた表情を見せるウサ美たち一行。

話を聞くと次のような事であった。

20数年前までは狼族も平和に暮らしていたそうだ。しかしある日ガブリエルリリーを手に入れてからガゼットは凶暴な性格に変わってしまい次々と他の種族を攻撃するようになってしまったらしい。セシルは長年なんとかして夫であるガゼットを元に戻そうと努力したがうまくいかず、遂にガゼットを倒す事を決意したという。

ウサ美「協力したいけど相手は2000匹もいるんだよ。あたしたちだけじゃ無理じゃないかな…?」

セシル「兵士たちの中には変わってしまったガゼットに不満を持つ者も少なくありません。長年かけて説得した結果2000のうち500ほどは仲間にする事が出来ました。」

ウサ吉「1500対500、それとオレたちか…、まだ厳しいな。」

不安そうな顔のウサ吉。

バジャール「オレはやるぜ!こちとら一族を皆殺しにされたんだ!たとえオレ1人だってやってやるぜ!」

一族の仇を討ちたい一心で興奮気味のバジャール。

ウサ美「誰がやらないって言った?みんな手伝うつもりだよ、なあみんな?」

ウサ吉・赤ウサJr.・ラビィ『おう!』

ウサ美「金はチャラにしてやるからお前も手伝えよウサ太郎。」

ウサ太郎「マジか?わかったよ…。」

こうしてガゼットを倒すためセシルに力を貸す事になったウサ美たち。しかし圧倒的な不利な状況を思うと、みんなの顔からは自然と笑顔が消えていた。果たして一行はこの戦いに勝利する事が出来るのであろうか?
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