‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「凪・・・・・・。

貴女の能力は、とても不安定です!

標的だけでなく、周りに居る者も、無差別に巻き込んでしまう!」




「ごめんね。

さっきは、やられちゃいそうに見えたから、つい・・・・・・」




 凪は、ついさっきのことを思い出していた。




「ちゃんと制御出来るように、修練を積んだほうがいいでしょうね」




「うん」




 凪が素直に頷く。




 持て余し気味だった自らの異能を、何とか使いこなす見込みが出来たことも嬉しかったが、自分の存在を理解してくれる者が現れたことは、それ以上に嬉しかった。




 ましてや、同じような異能の持ち主なのだ。




 凪は、親近感のようなものを、甚兵衛に抱き始めていた。
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