みひつの天然色

あたしはまた、露出の多い服を着て、ステージに立った。

この頃はすっかり、露出度意外はこの格好で学校へ行くようになっていた。

だからか?

客の中に、同じ学校の子達がちらほらいるようになった。

歌い終わってホールへ出ると、知ってる顔が寄ってくる。

「伽羅ちゃん。

カッコよかった~。

ね、この後時間ある?」

あたしは、困った顔をして、黙っている。

と、

「ダメ。伽羅に触るな。

またこんな寒いカッコさせて。

唯一のバカ」

自分のジャケットを手に、透夜は飛んでくる。

「ほら、じっとしてて」

すぐ傍に、透夜がいて、ジャケットに体を包んでくれてて。

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