みひつの天然色
透夜の目を覗き込む。

綺麗に澄んで、潤んだ目。

何だったっけ。こういう目。

「思ってた」

「やっぱり。唯一は、伽羅のこと、分かってなさすぎ」

透夜は、一歩上がって、同じ段に並んだ。

「もいういいやって、思わないでくれ。オレ、伽羅が好きだ」
あ。

思い出した。

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