みひつの天然色
透夜の体がぐらりと揺れた。

この目の潤み方は、高熱のサインだ。

あたしは、慌てて、透夜の体を支えた。

唯一からそれを訊いた透夜は、自分の熱を押して、ここへ来てくれたのだ。

けど、治ってからでも、良かったのでは・・・

そういう融通の利かないところは、透夜らしいのかもしれないけれど。

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