みひつの天然色
動きすら、滑らかで、見飽きない感じ。

だからつい。

「ごめん」

透夜はニッコリ笑って、ベットを降りた。

「寝てたから、ちょっと回復したかも」

「それは良かった」

ふらつきもしないで、しっかり歩いている様子に安心して、あたしも普通に離れて歩き出す。

落ち着いた日差しが、廊下に入り込んでいる。

それを背に、透夜は口を開いた。

「あのさ、オレ」

それから、周りを見回して、この空間に、他に誰もいないことを確認すると

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