君はまた僕を好きになる。
それから数日経っても、敦史は、まるであたしを避けるように
朝早く出掛けたかと思うと
夜遅くまで帰って来ない日々が続いた
そんなある日の夕方──…
あたしの我慢もピークを迎えていた。
一体…自分の過去に何があったのか…
そこまでして敦史が隠し通したい秘密はなんなのか…。
もどかしさと
その秘密を知ってしまった後の自分が
どうなってしまうんだという
言いようもない不安と恐怖で
心が押し潰されそうになっていた。
バイト中も、その事ばかり考えてしまい、ミスが続き店長から叱られ沈んだ気持ちで帰り道をトボトボ俯いたままアパートの前まで歩いていると
「優香…ちゃん?」
ふと、声をかけられ、顔を上げると
アパートの前で知らない男の人が
「ヤッパリ…優香ちゃんだ!」と
親しげに名前を読み微笑んだ…。