君はまた僕を好きになる。
「誰だ?こんな時間に?」
時計の針は、もうすぐ11:30を過ぎようとしていた…。
液晶ディスプレイには
会社の番号。
「モシモシ?」と出ると
『あっ、敦史、良かった。出て。』
それは、同僚の
久保田から電話だった。
「なに?何かあったのか?」
『ちょっと困った事になってて…パソコンがいきなりフリーズして、色々、残ってるみんなで回復させようとしてたら
決算で必要なデータが飛んじまって、お前、コンピューター得意だったよな?悪いが、今から来れないか?』
「今から…」
携帯を持ったまま
優香の顔を見つめた。
優香は、電話の内容を察した様で
「行って」と笑顔で告げた。
その笑顔を見て
俺は…
「分かった…今から行くよ…」
そう告げて、携帯を切った…。