君はまた僕を好きになる。


直人がいなくなった後──大切な宝物が1つ──…また1つと──…

パチン─パチン─…と
シャボン玉が弾けて消えていくみたいに俺の手元から──…ズルリと抜け落ちた──…


今まで感じた事がない、言葉にできない空虚感に必死に耐えながら


俺よりも、深い傷を負ってしまった──…優香の元へ震える足で一歩ずつ近づこうとした─…が──


「──こないで──…」


優香のか細い声に
足がピタリと動かない──…だが──…


「こないで…」


と、ずっと俺に背を向けて泣きじゃくる優香に近づき


ギュッと──後ろから抱きしめた──…



「──イヤァ──…はなして──…」


「離さないー…絶対に──…離さない…」



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