君はまた僕を好きになる。
「───あの─…馬鹿──どこまで─…馬鹿なんだよ──…」
俺─…完璧に負けちまってるじゃないか──…
馬鹿やろう──…
海風がピューと吹いてきて、冷たい雫が頬をかすめた──…
肩がブルブルと揺れ…体が小刻みに震え始めた──…
優香に背を向けて─…
声が漏れそうになった口を手で塞いだが
堪える事ができなくて…気付いたら─…
声を上げて泣き叫んでいた俺を、優香がギュッと抱きしめ──…一緒に泣いた──…