君はまた僕を好きになる。


直人は、愛理ちゃんの事を確かに愛していた…



病室で直人と俺が2人きりになった時に、直人がコソッと俺に教えてくれた



「僕──愛理ちゃんが好きなんだ─…

はじめはね、なんて子だって想った─…

しつこいぐらいに、僕につきまとって、僕の体の事…僕以上に心配して─…



僕と、敦史と優香の事も、仲直りさせるの、必死でさ、頑張って──


ホント──笑っちゃうぐらいに一生懸命で──…



そんな彼女を僕は、いつの間にか…本気で好きになってた──…


愛してたよ──」




「直人──…お前─…」




「敦史──…僕─…死ぬのがこわいよ…
彼女を置いて死ぬことが凄く悔しくて─…凄く─…怖いんだ─…」



そう言って直人は



「僕の事…忘れないで─…」と笑った…。


瞳にたくさんの零れ落ちそうな涙を浮かべて…




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