君はまた僕を好きになる。


そう、俺は恥ずかしがり屋な性格なんだよ。


本当は名前だって『敦史』を使うかどうか悩んだんだ。


『敦史』って書けば、俺が書いたかもしれないって、誰かに気づかれるかもしれない。それに、あの時は、優香の事もあって、直人に俺だって知られたくなかったわけで──…。




それでも、『敦史』を使ったのは、俺の両親が残した、たった1つの宝物だったから─…。

だから写真とか断ってたのによ


結局、お世話になってるレコード会社の社長から写真を雑誌に載せてくれと泣きつかれて、仕方なく写真載せて

すぐにバレて大騒ぎ。

こうなれば、もう開き直るしかないだろう。


なぁ、直人。



聞いているのか?



「聞いてるよ」って今にも聞こえてきそうだぜ…。本当…。




< 351 / 353 >

この作品をシェア

pagetop