地味女×イケメン男子



男子はなんだか納得したようなのか、黒板消しを拾って元の場所に戻した。




でも女子はそれを許しては無かった。




その日は何も無かったが、次の日から女子からのいじめが始まった。




理由は簡単。

私が大翔君と仲良くしたから。




女子のいじめは特徴的でどちらかというと、隠れてやる方だった。



トイレで水をかけられた。
まるでドラマみたいだった。
かけた女子は甲高い笑い声をだしながら、トイレから出て行った。




あーあー。
びしょ濡れだ。


私は静かにびちょびちょの服を絞って、トイレを出た。



すぐに廊下で大翔君に会った。

私は恨んだりしない。
しょうがない事だから。



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