地味女×イケメン男子



大翔君は私の姿を見て悲しそうな顔をした。



「大丈夫。
何もしなくていいよ。
君は友達だから。
ただ友達でいてくれるだけでいいから。」




彼は『うん!』と頷いた。



私はびしょ濡れの制服を握りしめて、自分のクラスに1人で戻った。




女子は笑っている。
何がおもしろいのだろうか。



それからもいじめは続いたが、そんなにひどくはならなかった。




< 13 / 31 >

この作品をシェア

pagetop