タイムリミットはキスするまで
四時間目をなんとか終え、ランチタイムが入る。
食堂の卵カツ丼と青汁とショートケーキでお昼を過ごす琴音。
その姿を、桃花はまたもや変人を見る目で琴音を見ていた。
「琴音ちゃん…あんたその組み合わせどうかと思うわよ…」
「んー、そう?普通じゃない?」
「普通じゃありません。」
きっぱりそう言い切った桃花に琴音は少しショックをうけたが、そのセットをこれからも止めるつもりはなかった。
桃花は自動販売機のコーヒーミルクを飲みながら、琴音をじっと見る。
「琴音、」
「んー?」
琴音は卵カツ丼に夢中で、食べ物から目を逸らさない。
「今週中に間宮に告白しなさい」
「ブふっ…」