時計仕掛けの宝石箱



化け物の姿が、

千切れ捩じれた友人が、

歪んだ校舎が、

凄惨で美しい舞台が、



響也の目にしっかりと焼き付いてしまった。

それと同時に、食い違い過ぎるセカイが、現実なのか夢なのか‥判別がしにくくなっていく。

リアル過ぎて、それが夢だと感じる。
<日常>とかけ離れすぎて、現実だと感じる。


あぁ‥なんて凄まじい矛盾。



響也は自分の思考を嘲け笑った。

「俺も、末期かな‥?」

苦笑して、響也は歪な現実と向き合った。

< 156 / 195 >

この作品をシェア

pagetop