☆★年下ヤンキーとあたし★☆
「でっでも…彩このままでいいの?」




あたしは彩に問いかけた。




「このままはやだけどさ、
隼人はやっぱ私の大事な弟なの。
お父さんと離婚したときだって、お母さんが死んだ時だって、
一緒に助け合って生きてきたの。だから…隼人だってこうゆう時期だってあるよ。まだ15歳だもん…。
私は隼人を信じるよ。」




「彩…」




彩はやっぱすごい。
こんなに不幸が積み重なってるのに、いつもあたしたちに笑顔で接してくれる。
本当は笑顔なんてできない状況なのに…。
そう思うとあたしは泣いてしまった




「ごめんね…彩、わかってあげられなくて。」




「千里、いつも千里はあたしのことわかってくれてるよ。
千里だけじゃないよ
春香も直人も健太も!
みんなあたしのこと受け入れてくれてるよ。みんなありがとね。」




彩は照れくさそうにみんなに言った。
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