【長編】距離

孝知 side

「ほんとか?
今から、行く。」


じいちゃんは、驚きながらも嬉しそうに電話を受けていた。


ガチャンと電話を切ると、そわそわしていた。


「じいちゃん、どうかしたの?」



「あっ、あぁー、孝知。
友紀は...おばあちゃん知らないか?」


こんなじいちゃん初めて。


マジ慌てすぎ。


だって、ばあちゃんを友紀って名前で言うのに吃驚。


普段、俺が居なければそうなんだろうな。


今でも想い合ってるのか。


羨ましい。


そんな事よりもだ。


「ばあちゃんなら、キッチンにいたよ。」


「そうか。
ありがと。」


じいちゃんは、急ぎ足でキッチンに向かった。


俺は、その後に付いていった。
< 228 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop