【長編】距離
「約束のキスをしよっか?」


そう言った朱菜に微笑んでキスした。


そして、言ったんだ。


「次にプロポーズするのは、俺の卒業式だから。
それまで、待ってて。」


「うん。
大丈夫だよ。
これがあるから。」


朱菜は、俺が渡したネックレスを嬉しそうに見た。


よかった。


よしっ。


頑張るぞ。


心機一転じゃないけど。


今以上の想いで頑張ろう。


約束したから大丈夫。


俺と朱菜の距離は、ゼロだから。
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