私の執事サマ
こんなにすごい豪邸にいるのに孤児院にいた時の服を着ているの浮いてるかな？
ふとそう思った私はとりあえず着替えることに。
着替える時に見てしまったクローゼットの中にある数々の超有名ブランドのワンピースやバッグなどは…
うん、見なかったことにしよう。
着替えて執事２人の前に出ると、私を見るなり和樹は固まっていた。
春樹は
『さすがは彩華様。よく似合っていらっしゃいますよ。』
って言ってくれた。
和樹は…
『馬子にも衣装とはよく言ったものだな。』
なんて言ってきた。
ムッカつくぅ!!
『どうせ私なんかにこんなにカワイイ服は似合いませんよぉだ!!!』
思いっきり拗ねてやったら
『ワリィワリィ。いや正直びっくりし過ぎて固まっちまったよ。けっこう似合ってんじゃん!!』
『ぁ、ありがとう。』
面と向かって言われると恥ずかしいな。
