私の執事サマ
馨さんが座ると、奥からコックさんらしき人が出てきた。
『はじめまして彩華様。私はコックをさせていただいている田中と申します。リクエストがあればいつでもおっしゃってくださいね。』
『ありがとうございます田中さん。何か食べたいと思ったら遠慮なくリクエストさせていただきますね!』
田中さんはちょっとだけ太めでいかにもコックさん的な白いエプロンと帽子をつけていた。
優しそうな人で良かった♪
明日にでも何かリクエストして作ってもらおっと!
『では田中、自己紹介が終わったところで今日のディナーを運んできてくれるかな?』
馨さんが一言田中さんに言うと
『畏まりました。』
と言ってまた奥へと入って行った。