小説案
 
 
 
とりあえず、客間に通してもらって、

これからどうするか話そう、

ということになった。



「俺、引越しとかしたことねえからなぁ」


村上さんは腕を組んで、

うーん、とうなった。



「梓ちゃんは、どーしても1人暮らしがいいの?」


徳井さんが訊いた。

意味が分からず、首を捻っていると、


「んー、だから、例えばルームシェアとか?」


と付け足した。
 
 
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