ひまわり



早足で彼女の病室まで向かった。



早く会いたい、と
彼女に向日葵を渡したい、と
ただ、そう思って。
















病室に、彼女はいなかった。



そこに居たのは、彼女の妹。



彼女の妹は、僕を見た瞬間、大声で泣いた。



何かを一生懸命言ってる、けど…僕の頭では理解できなかった。



―お姉ちゃんが…


―お姉ちゃんは…



僕は、ただ今が夢であったらと願ってしまった。







―――…亡くなったの


――――…もう、いないッて



< 7 / 11 >

この作品をシェア

pagetop