*逢風*
まだ、会ってから本当に短い時間だったけど。

また会いたい。

と思った。

これが恋かなんてわからないけど…

二人の背中が遠ざかり、角に消えた。

(人間って意外とあっさりしてるもんだよな。一年好きだった彼の事、もうあんまり思い出さなくなってる。)

今、思い浮かぶのは?









沖田さんの笑顔だった。











それから、縁側に再び座り口に残っている金平糖をゆっくり味わった。









甘い。現代にはない素朴な味がしたー。


< 57 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop