そして秘密の時間(とき)を共に
涼はクスッと笑った後、私の涙を拭いて、自分のおでこを私のおでこに、コツンと重ねた。



「甘えん坊」

「だって……」



久し振りなんだもん、涼の温もりを感じられる距離。



「俺だって、ずっとこうして居たいけど」

「けど?」

「俺のお姫様には、魔法の時間が終わるタイムリミットがあるからさ」



えっ?

あっ、そうだった!

今日はお兄ちゃんが帰って来る前には、家に帰らないとダメだったんだ。

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