そして秘密の時間(とき)を共に
「大丈夫、おまえがそう言うと思って、ちゃんとおまえの分もお礼言っといたから」

「えっ? そうなの?」

やっぱり私の考える事は、涼にバレてる。



「ありがとう」

私が素直にそう言うと、涼は優しく微笑んだ。



「そのうち、ちゃんと紹介するよ。中学時代から俊夫も含めて、5人でつるんでた親友のうちの1人なんだ」

「うん、楽しみに待ってる」



涼と大村さんの長い付き合いの親友なんだったら、きっと良い人達なんだろうなぁ……と、ちょっと会うのがワクワクしてきた。

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