モノクロ
「つけられてのか?」
コクン、と小さく頷く。
「こんな時間に何やってんだ?」
ため息と一緒に吐き出された。
「……バイト」
なんだか怒られてる気になって、思わず俯いた。
「駅まで送るから」
掴まれた腕が解放された時、雨が頬に落ちて来た。
「……雨?」
先生が空に向けて手をかざしたのを合図にするように、大粒の雨が降ってきた。
「予定変更。こっち来い」
私の頭にスーツの上着を掛けて手を掴むと、駅とは反対方向に歩き出した。
「えっ? ちょっ……!」
どこ行くの!?
バイト先のファミレスも通り過ぎて、静かな住宅街にあるマンションに入った。
「ここ、どこ?」
「俺んち」
エレベーターで八階まで上がって右に折れ、並んだドアのうちの一つを開けた。
「はっ!?」
「入れよ。今タオル取ってくる」
入れよって言われても……。
上着を貸してくれたものの、結構濡れてしまっていて。
そのままで入るのも気が引けたから、そのまま玄関にいた。
「入れって言ったじゃん」
タオルを手にした先生は、玄関に立ったままの私を見て、呆れたようにため息をついた。
「でも……」
「いいから」
そう言われて手を引かれ、リビングに連れて行かれた。
コクン、と小さく頷く。
「こんな時間に何やってんだ?」
ため息と一緒に吐き出された。
「……バイト」
なんだか怒られてる気になって、思わず俯いた。
「駅まで送るから」
掴まれた腕が解放された時、雨が頬に落ちて来た。
「……雨?」
先生が空に向けて手をかざしたのを合図にするように、大粒の雨が降ってきた。
「予定変更。こっち来い」
私の頭にスーツの上着を掛けて手を掴むと、駅とは反対方向に歩き出した。
「えっ? ちょっ……!」
どこ行くの!?
バイト先のファミレスも通り過ぎて、静かな住宅街にあるマンションに入った。
「ここ、どこ?」
「俺んち」
エレベーターで八階まで上がって右に折れ、並んだドアのうちの一つを開けた。
「はっ!?」
「入れよ。今タオル取ってくる」
入れよって言われても……。
上着を貸してくれたものの、結構濡れてしまっていて。
そのままで入るのも気が引けたから、そのまま玄関にいた。
「入れって言ったじゃん」
タオルを手にした先生は、玄関に立ったままの私を見て、呆れたようにため息をついた。
「でも……」
「いいから」
そう言われて手を引かれ、リビングに連れて行かれた。