大空
俺は高校生になった。
それでもやっぱり、空を見る。
高校2年の美空ちゃんは、本当にきれいになった。
昨日、すごくきれいな空の写真を撮った。
美空ちゃんに見せたいな。
2年生の階へ行く。
「透くんだー!かっこいいね!」
そんな話し声が聞こえる。
……美空ちゃんも、そう思ってくれてるかな。
でも、あんなきれいな人じゃ、まだまだ俺じゃ釣り合わないんだろうな。
そんなことを考えていたら、後ろから澄んだ声で呼ばれた。
「透くん!」
ぱっと振り返ると、美空ちゃんがにっこり笑って近づいて来た。
「あ、美空ちゃん!今会いにいこうと思ってた。」
「ほんとに?どうしたの?」
俺は、昨日撮った写真を、美空ちゃんに見せた。
「わぁ‥‥!すごくきれいね。」
美空ちゃんは、キュッと目を細めて写真を見つめた。
その姿は、青空に雲が浮かび、その白さに思わず目を細めてしまうように、眩しかった。
教室に戻ると友達に、
「おまえらがもし付き合ったら美男美女カップルだなぁ」
と言われた。
美空ちゃんは、どう思っているのかな。
好きって言いたいんだけど。
言う勇気はあるんだけど。
でも言ってしまったら、
崩れてしまう。
空が怒っている、雷のように、
なくなってしまいそうだから。
それでもやっぱり、空を見る。
高校2年の美空ちゃんは、本当にきれいになった。
昨日、すごくきれいな空の写真を撮った。
美空ちゃんに見せたいな。
2年生の階へ行く。
「透くんだー!かっこいいね!」
そんな話し声が聞こえる。
……美空ちゃんも、そう思ってくれてるかな。
でも、あんなきれいな人じゃ、まだまだ俺じゃ釣り合わないんだろうな。
そんなことを考えていたら、後ろから澄んだ声で呼ばれた。
「透くん!」
ぱっと振り返ると、美空ちゃんがにっこり笑って近づいて来た。
「あ、美空ちゃん!今会いにいこうと思ってた。」
「ほんとに?どうしたの?」
俺は、昨日撮った写真を、美空ちゃんに見せた。
「わぁ‥‥!すごくきれいね。」
美空ちゃんは、キュッと目を細めて写真を見つめた。
その姿は、青空に雲が浮かび、その白さに思わず目を細めてしまうように、眩しかった。
教室に戻ると友達に、
「おまえらがもし付き合ったら美男美女カップルだなぁ」
と言われた。
美空ちゃんは、どう思っているのかな。
好きって言いたいんだけど。
言う勇気はあるんだけど。
でも言ってしまったら、
崩れてしまう。
空が怒っている、雷のように、
なくなってしまいそうだから。