カラカラライフリズム

エピローグ




少ししゃがれた低い声と、それに抗議する少年のように高い声。

樋口と光。

二人の声は、静かな病室に騒音被害をもたらしていた。



「……村田はあの後、完全に発狂したそうだ。

今は、入院してる。

ったく……一体、お前は何したんだ、光……!」


「二日酔いで伸びてたおっさんに、

とやかく言われたくねーよ!」




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