カラカラライフリズム
 


だが、このようにちょっとした事で、

こちらの行動にまで、いちいち彼等が口を出して来るのには、

少々うんざりしていた。

今まで自由だったものが色々と制約される事に、

あまり良い気はしない。

 
まあ、仕方の無い事か。

あれだけの事があったんだ……。
 

一樹は、丸めた週刊誌で秀の頬を軽く叩いた。

「おい、起きろ。出るぞ、ここ」



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