カラカラライフリズム
 


知らずにタッパーを開けてしまい、そういったものとご対面してしまった事も、少なくない。


最近では、倉本の反応を面白がる佐野が、


わざとグロテスクなものを目に付く場所に置くようになった。


倉本にとっては、いい迷惑である。



「だから嫌なんだよー! この家で料理すんの!」

 

佐野が、意地悪くげらげら笑っていた。


不自然なくらい、テンションが高い。


『薬』を飲んだ後は、いつもこうだ。
 

分かっている事は、一つ。

 

彼もまた、とっくに破綻しているのだ。



「……それにしても、あんなものに買い手が付くってのが嫌だね。


よく取引してるみたいだけど、化粧品会社が死体を何に使うんさ?」


 
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