究極のメソード
控室の中で
渡辺は死神と二人きり。


死神はソファーに座ると
一息をつきお茶をすする。


相変わらず穏やかな笑顔のまま
死神は悠然とそこに佇んでいる。


「あなたの言うことは正論ですよ…」

死神が口を開く。

「でも社会から打ちのめされ疎外された人々
にとって今一番必要なのは安らぎなんです。


まずはボロボロになった心を休ませる。


そして回復してから
あなたの言うように前に一歩進む努力を
していけばいいと思うんですよ」


死神はにっこり笑って渡辺の眼を見据える。



「目的は何ですか?」
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