双子フタゴ愛アイ


夕食の支度は終わったのに


2人とも帰って来ない



おじいちゃんの事もあったし心細い



電話しようかな?



その時



玄関から



ガチャ



ドアを開ける音が聞こえた


廊下まで出て見ると



タカラが立っていた



閉じた傘からは水が流れ落ち制服も大分濡れてる



「タオル持ってこようか?」


そう聞いて私がバスルームに向かおうとしたら



「このまま風呂入るからいい」



タカラは断って私の横を通り過ぎていった



「タカラ・・・おじいちゃん」



私はとりあえず不安な気持ちを吐き出したかった
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