双子フタゴ愛アイ

タカラはそんな私を見て



少し濡れた手を気にしながらも


私の頭に置いてヨシヨシと撫でてくれた



「・・タカラ」



なんだか急に安心して泣きそうになる



タカラが帰ってきてよかった






「・・・一緒に風呂入る?」



なのに何でこーゆー事いうかなー?



「早く・・・行けー!」



タカラの背中を押してバスルームへ向かわせた



ため息をついてリビングに戻りつつも、私は気付いてた



さっきまでの不安と焦りが嘘のように消えているコト





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