双子フタゴ愛アイ


「・・・・・」



リビングの床に直に座り勉強を始めた私はなんだかずーっとタカラの視線を感じていた



気になって集中出来ないんだけど・・・!



「・・・何?」



痺れを切らした私はタカラと目を合わせて聞いた



「お前って数学スゲー苦手なんだな・・・」



タカラは憐れむような目で私を見た



「さっきから一問も解けてねーし・・・」



それは



「あんたが見てるからでしょー!」



そんなにジロジロ見てたら解ける問題でも解けないつーの!



「じゃ、見ねェから」



おう!見るな



つーか最初から見るな
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