双子フタゴ愛アイ


グス


鼻をすすりながらお母さんに伝えると


「・・・ありがとう、教えてくれて」



お母さんも目に涙を浮かべながら少し笑って私にキレイにたたんだタオルを渡してくれた



私はそのタオルを受け取って


「だって大事な弟だもん」


タオルで涙をふき取った






「頃合いを見て双子と話してみるわね」


お母さんもタオルを目に押し付けてた




ガチャ ドタドタドタ



玄関から誰か入ってきて


リビングの前で足音が止まった



リビングのドアは開いていて



廊下に立ってるタカラと目が合った



部活帰りなようで制服を着てる
< 384 / 660 >

この作品をシェア

pagetop