神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
それからしばらくの休憩の後、再び透と月読は訓練所へと出ていった。


彩音と忍が見つめる中、透と向き合った月読は、訓練内容を告げた。


「良いか小僧、順番はどうでも良いが、まずは記憶を引き出した順に訓練する。異存無いか?」


月読の問いかけに、透は黙って頷いた。


「よし、ではすでに無機物には変化出来るみたいだからそこは飛ばす。ワシに変化してみろ。」

月読の言葉に透は驚いた。


「え!?いきなりかよ!?」


「いきなりも何もあるか!!やり方は解ったんだろ!?早くせんか!」


目の前で怒鳴られて少し怯みながら透は答えた。


「わ、わかったよ!じゃあ始めるぞ?」


そう言うと透は、月読の肩に手を置いて意識を集中した…。

透の手がボゥっと光り、透の体から不鮮明にぼやけると、次の瞬間月読の体に変化した。
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