神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
(すまないが月読に力を貸してやってくれないか?あの子一人では君の力を使うのは無理だ…。)


『…月読?あの猫ですね…それは無理です。』


(なぜだい?僕の頼みでも?)


『…貴方と違い、あの猫は神仏の恩恵は受けていても加護は受けておりません…。』


幹矢は肩を落として残念そうに頭を振ると、独り言を呟いた。


「仕方ないなぁ…退魔士とはジャンルが違うけど『飼いぬ士』として頑張りますか。」


そう言って沙綺と共に透達が乱戦している鵺の元へと向かった。

攻防両方を視野に入れて戦わなければ、耐久力が低い人間の勝ち目は低い。
幹矢は常に冷静でいようと心に誓った。
< 398 / 428 >

この作品をシェア

pagetop