神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「チッ!!月読と二人がかりで攻撃して無傷だとふざけるな」


何度攻撃しても軽くかわされ、当たったとしても全く効いてる手応えのない鵺に、透と月読は苛立ちと焦りを隠せずにいた。


帽子が焼けて顔を初めて見せた鵺は、切れ長の瞳に弱い者を見下した色を出していた。


「小僧、ワシ等だけではいくらやっても無駄なようだ!無理な消耗戦は控えて召喚獣を待とう!」

月読は息を上げながら、刀を横に振って叫んだ。

凶祓いの技ならば間違いなく傷を負わせることは出来るだろう。
しかし、刹那戦で使用した際の消耗が予想よりも回復せず、簡単には出せないでいたのだ。


透は詠唱中の忍達と、こちらに向かって来る沙綺達に目を向けた。


「よそ見されるなんて手を抜きすぎましたかねぇ?」


鵺はその瞬間を見逃さなかった!
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