神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
そのとき背後から地鳴りのような大きな雄叫びが聞こえた。
「あの小娘…召喚士だったんですか…先に倒しておくべきでしたねえ。
…あれは憎き陰陽師、安倍晴明の前鬼と後鬼!」
薙刀を構えて立ちはだかる鬼達を憎らしげに見つめて、鵺は初めて笑みを消した。
「昔からの知り合いに会えて良かったじゃねーか!
楽しみたいなら鬼ごっこでもしたらどうだ?鬼ならあそこに居るぜ?」
透は立ち上がると親指を後ろに向かって立てた。
わざと挑発気味に言ったのは、鵺の死角になる所で幹矢が何かしようとしてるのが目に入ったからだった。
幹矢は扇子を両手に持つと、一気に鵺に向かって突風を巻き起こした!
「荒れよ風神吹けよ神風」
あまりの風圧に鵺も軽々と吹き飛ばされた!
側にいた透にはそよ風しか感じられなかったが、目の前にいた鵺の衣服や肌に裂傷がある所を見ると、カマイタチのように真空の刃だったのかもしれない。
「あの小娘…召喚士だったんですか…先に倒しておくべきでしたねえ。
…あれは憎き陰陽師、安倍晴明の前鬼と後鬼!」
薙刀を構えて立ちはだかる鬼達を憎らしげに見つめて、鵺は初めて笑みを消した。
「昔からの知り合いに会えて良かったじゃねーか!
楽しみたいなら鬼ごっこでもしたらどうだ?鬼ならあそこに居るぜ?」
透は立ち上がると親指を後ろに向かって立てた。
わざと挑発気味に言ったのは、鵺の死角になる所で幹矢が何かしようとしてるのが目に入ったからだった。
幹矢は扇子を両手に持つと、一気に鵺に向かって突風を巻き起こした!
「荒れよ風神吹けよ神風」
あまりの風圧に鵺も軽々と吹き飛ばされた!
側にいた透にはそよ風しか感じられなかったが、目の前にいた鵺の衣服や肌に裂傷がある所を見ると、カマイタチのように真空の刃だったのかもしれない。