この空の彼方
「お前は…。」



言葉が続かない。



灯世の肩に額をつけた。



「お仕置き、です。」



得意げに灯世が言う。



まったく、効力が強すぎる…。



「…もう、していいか?」


「はい?」



灯世は首を傾げていたが、もういい。



芦多は勢いよく灯世を引き寄せ、唇をふさいだ。



いつもより、激しく。



灯世は混乱しているが、知った事か。



息をしようと開いた灯世の口に舌をねじ込んだ。















やりすぎた、と後々焦ったが、灯世は恥ずかしがる方向だったので芦多は命拾いをした。






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