海くん、だーいすきっ
優しい海くん
時は戻って現在。
マウンドに立つ海くんをじーっと、見つめる。
胸が締め付けられる程、海くんを見てどきどきする。
海くんしかガン見してない私に気付いた海くんは口パクで…
『は・や・く・か・え・れ!』
それを見て私は
『い・やっ!』
首を横に振る。
それを見た海くんはなぜか私の方に歩いて来た。
なっ何っ!!?
もしかして海くん怒った!?
「じゃあ勝手に一人で帰んなよ?暗くなるし…俺が終わるまで待ってろ。」
それだけ言って行っちゃった。
何これ!!!めっちゃ嬉しいっ!あの海くんが今、待ってろってぇ!!私、海くんの事ならずーっと待ってますっ☆
あぁ〜、
待ってろって言われて待ってるのって幸せだなっ
やっぱ海くん優しいね。