そらのウエ

出会い

それから十年後。流されるがままに進学校を卒業した私は大学には進学せずに焼肉屋の職に就いた。
 学生の時分アルバイトとして世話になっていたこともあり、仕事にはいくぶんかすんなりと馴染めた。級友達が次々と進学していくなかで「就職」という選択肢を見出したことに独り立ちにも似た妙な達成感を感じてさえもいた。

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