憂鬱girl
この人はどの位自分の信者がいるかを理解してない。今更ながらそう思う。だって、
「…なんで腕掴んでるんですか」
低い声と同時にしっかりと握られた腕。
「今日は送ってく」
当たり前のようにサラリというのはこの人の得意技だ。
「構いません」
「は?行くっつったら行く。」
「だからいいですってば」
「ここで犯されたい訳?」
駄目だ。この人の頭の中、エロで埋め尽くされてる。
今日に限って何だってゆうんだか。
あたしが深くて重い溜め息をつこうとした瞬間、それを思わず飲み込んだのは
「幸村って誰?」
鋭過ぎる位、責めるみたいな冷たい瞳。