神様のきまぐれ
「別に何もないよ?」

「嘘つけ。変だもん。
二人とも。
何かあっただろ?!
教えろよ。」

志央がジャれるてくる。

「何もないってば!
やめてくださいよ。
もぉ」

ヤレヤレ・・・
また始まった。

こうやって志央は、
私によくジャレてくる。

今日はしつこくて、
必死に抵抗する。

何があったのか、
言うまでやめないつもり
だろう・・・。

こういうところは、
ホント、お子様
なんだから・・。


以前は、日向さんが、
志央をたしなめてくれたけど、
近頃は特別に反応すら
しなくなった。


セックスしただけ
なのかな・・・。


私、あの日、

何で・・・

抵抗しなかったんだろう。


そんな事に気を取られていて、
はっ、とした。




 
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