神様のきまぐれ
「増田君の普段着みてたら、
嫌な予感したのよ。」

メイクさんがいう。

二人は、もう止まらない。

「いい子なんだけどねぇ。
普段の衣装センスは
凄くいいんだけど。
自分の服には、フリルとか
襟によくついてるから、
もしや〜?って、思ったのよ!」

「もしかしたよねえ!」

これにはたまらず、
私も笑ってしまった。


要約笑いも治まり、
話題がかわる。

「ヒナコちゃん、
明日からどーするの?」

「んー。
実家に帰ることにしました。」

だけど、まだ何の準備も
してないんだ。これが。

「沖縄の方だって
いってたよね?」

「ホントに?!

遊びに行きたいっ!
住所、教えてね。」

ヘアメイクさんが、
食いついた。

ダイビングが趣味だって
言ってたから、
来たら、絶対楽しんでくれると
思う。

落ち着いたら連絡する
約束をした。

「そうだ。
記念に写真とっとこ!」

明日から暫くオフだから、
みんな今日はどこか
伸び伸びしてる。


 


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