私の禁断の恋


私は時間になるまで、音楽を聴きながらリラックスしていた。


曲は、高杉龍介の『“Brave Rock Story”』


激しく、リズミカルな音楽が特徴のカッコいい曲、聴いていると気持ちが晴れる。


安心できる。


高杉龍介の曲で、一番好きな曲。


私の“一番”好きな曲。

ふと気付き、時計を見ると、家を出る予定の時間を過ぎていた。


私は慌てて部屋を飛び出し、玄関で靴を履く。


家を出て、急いで約束のcafeへと向かった。


cafeに着いて、私は辺りを見回した。


cafe内は名前の通り、夢を見ているような幻想的な感じで、オシャレな雰囲気だった。


私はそのままcafe内をキョロキョロしていた。


高杉龍介が居ない。


時計はもう11時を過ぎている。


どうしたのかな?


すると、後ろから肩を叩かれた。


振り返ると、そこにはサングラスをかけた人。


高杉龍介だ。
< 14 / 66 >

この作品をシェア

pagetop