私の禁断の恋
「あっ、おはようございます。」
「おはよ、ってかそんな堅苦しい挨拶しないで普通にタメでいいよ♪」
「でも私、一応年下ですし…。」
「そうだったんだ。そう言われてみれば、身長ちっちゃいね♪」
そう笑顔で言われた。
それ、私が1番気にしてる所なんだけどな。
高杉龍介は気づいてないかもしれないけど、それを笑顔で言われたら結構傷つく。
私は小さい頃から身長が低くて、背の順なんていつも1番前。
一度でいいから人を見下ろしてみたいって思う。
取り合えず、私達はcafe内の1番奥の窓際の席に座った。
「舞歩ちゃん、飲み物何にする?」
「オレンジジュースで…。」
「オレンジジュースか、カワイイね♪」
顔が少し熱くなった。
高杉龍介はどうしてこんなこと平気で言えるんだろう。
きっと、慣れてるんだろうな。
すると、飲み物が届いた。
高杉龍介はコーヒーを頼んだらしい…。
やっぱり、大人だなぁ。
年は一つしか変わらないのに、一つだけでも大分違うんだなって思った。
でも、それは年のせいというよりも、芸能人と一般人の違いだとも思った。